Live2Dのコンテスト作品を「おちゃめ機能」にした理由

Live2D Creative Award 2014 に応募した、重音テトの「おちゃめ機能」についてですが、今回この作品を作るにあたって、色々考えた事をだらだらと書いていきます。

 

◇重音テトの「おちゃめ機能」を選んだ理由

 

最初はオリジナルでやろうと思っていたのですが、途中でこんな感じ↓で変更しました。

・オリジナルで作品を作っても再生数が伸びないと判断

VOCALOIDでつくろう

・100万再生を超える手書き動画がLive2Dで再現可能なレベル
・1曲の尺が90秒というショートバージョンがある。
・すでに2Dの手書きPVやMMDによるPVがあり、今回作成するLive2D動画と比較することが出来る
・ゴジマジP氏のサイトに確認に行ったら、ニコ動等での派生展開は歓迎と書いてあった
・テトさんはかわいい


重音テトの「おちゃめ機能」でつくろう

 

今回、作品の応募にはYoutubeやニコニコ動画への動画投稿が必須とされています。これはつまりこのコンテスト自体が『Live2D』というソフトウェアの間接的な宣伝、及び普及を目的としたものであると考えられます。

一般の再生回数も審査基準に入るとなると、やはり再生数が稼げるコンテンツを選ぶというのは定石かなと思います。
また、今回クリプトン社が協賛されているということで、恐らく初音ミクのモデルを使って作品を応募する人間はいても、VOCALOIDのモデルを0から作る人はいないだろうと考え、制作することにしました。

 

◇作品のコンセプトについて

 

今回、『Live2Dのツールのみでどこまで作成が出来るのか』というのをテーマに作品を制作しました。
素材となる画像制作以外は、Live2D Modeler というモデル作成ツール、及びLive2D Animator というアニメーション作成ツールの2つのみを使い動画を制作しています。

AfterEffectsやPremireProなどの動画制作ソフトを活用すれば、よりクオリティが高い作品が出来るとは思いますが、「このコンテストがLive2Dの宣伝効果を期待している」という点を(勝手に)踏まえ、「Live2Dだから何が出来る?どこまで出来る?」というのを分かりやすく伝えるため、あえて他のツールは使わないという選択肢を選びました。

 

◇コンテストの審査基準

 

公式サイトに記載された審査基準は下記の通り

 

1. Live2Dの特徴や可能性を表現している

2. 2D作品としての魅力を感じさせる

3. 作品としての完成度が高い

 

1. について

Live2Dの特徴としては、当然2Dイラストを動かすという点にありますが、可能性という面で”どこまで動かすことが出来るか?”というのがテーマになります。
一番基本的な方法は「揺らす」というものになりますが、「揺らす」という動作を超えて「動かす」というところまで持っていけるかどうかが、評価の基準になるかなと考えています。
そういう意味では今回「おちゃめ機能」でテトを踊らせたのは、「揺らす」事から一歩踏み出して、「動かす」という事を多少なりとも実現出来たのではないかなと思います。
また、Live2Dの一番の魅力は「アニメーションが困難なタッチの2Dイラストでも動かすことが出来る」点です。
そのため、Live2Dで動かしやすいように塗りを簡略化したり絵をデフォルメをするというのは、ナンセンスだと感じています(そういうタッチの絵を否定するものではありません)。
今回の重音テトのモデル作成では、自分の普段の絵柄、クオリティをそのままに動かすことが出来るかという点を意識しています。

 

2. について

2D作品としての魅力という点を考えた時、やはり比較対象として3DコンテンツであるMMDが挙げられるのではないかと思います。
「これならMMDでやったほうが良いんじゃない?」と言われてしまうと、2Dの良さが出てないということになります。
手書きによる2Dの良さを全面に出しつつ、Live2Dでさらに上のクオリティを目指す。そんな使い方が出来たら理想ですね。

 

3.について

言わずもがな…。

 

以上のような事を考えつつ、おちゃめ機能のLive2D動画を作成しました。
過去にボスラッシュシリーズの動画を作成したことはありましたが、0から動画を作ったのは今回が初めてでした。なんとか見れるレベルの動画には出来たかなぁと感じています。
一息ついて見返すと色々なところに粗があって、修正したい…と感じる点がいくつもあります…。
とりあえずは、見た人が「こんな事出来るんだ」「あーすればもっと動くんじゃないか」「自分もやってみよう」という可能性を感じてもらえたら幸いです。

 

本当はメイキング動画とかも作れれば良いんですが…さすがにそこまでの時間を割いてる余裕は無いorz

 

さて、次は夏コミの準備が始まるぜ…まずは当落の発表からだな…(どきどき

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